職場の仲間っていいなぁ

進化型組織にしたいというよりは

・みんなが意見を言いやすい、

・意思のある人の想いが実現しやすい環境

をつくりたい

という会社さんにお邪魔して

環境を作りプロジェクトに参加させていただいてます。

 

マネージャークラスが集まるだけあって

みなさん高潔な想いで仕事をされているのですが

そんな深い思いをお互い言葉にして伝えあう機会はなかったそうです。

10年20年と一緒にいても、奥底にある想いに触れるってしないんですね。

 

一様に『感情が動いた出来事はあるのだろうが覚えていない』

と口にされているのが印象的でした。

思い出は抽象化されて薄まり、当たり障りのないことにされてしまうのです。

ビジネスの世界では感情が『悪者』扱いされることが多いからかな?と

私は捉えています。

そんな時ファシリテーターはなるべく思い出を具体化しながら

・その時感じたこと

・考えたこと

を鮮明にしていきます。

じっくりと時間をかけて、

語り手と聞き手がお互いに感じたことや考えたことを

フィードバックしていきます。

 

相手が大切にしていることを想像して話しながらも、

話手の大切な価値観が反映されていたりして

こんなことも相互理解につながるんだろうなぁと

ただ聞いている側も心が温かくなります。

 

『えええ???俺もやるの???いない方がいいんじゃない???』

なんて控えめ?だった社長も場が温まっていくうちに馴染んでいて

日頃胸に秘めていたそれぞれへの想いを話してくれました。

 

終わったころにには感謝のあふれる場になっていました。

 

日頃しないことをしているのがこそばゆいのか

照れくさそうに茶化したりしている様子に

『鎧は固いな…』と感じつつも

これこそが心動く瞬間だ、と知り受け入れられるようになることで

どんな自分、どんな相手の感情も価値観も許され

安心で居心地のいい環境ができるのだ!と希望が湧くのでした。

もう『愛おしい』しか出てこない~