ニーズの理解 子ども編
小学校は本日入学式。
新1年生と6年生以外はみんなお休みです。
ど平日ですが朝からお友達が遊びに来てのんびり過ごしております。
リモートワークがメインの私は子ども部屋にこもって仕事し、
お昼ご飯の時に子ども達と一緒に過ごしました。
面識のない会社に営業電話して少々へこたれ気味だったので
子ども達と会話するのが充電になりました。
食後の話題は『新しいクラスどうよ?』
まだ本活的に授業始まって実質2日しかたっていないけれど
担任の先生から『お友達できた?』と聞かれて戸惑った話。
保育園仲間は話すけど他はハードル高い話。
一度クラス一緒になった子はみんな友達!という子は早速
新しいお友達1人できたと話す。
ええええ。どうやって仲良しになるの????友達の定義って何???
なんてワイワイやっている時に
この子たちがNVC(非暴力コミュニケーション)を身に着けたら
どんなに生きやすいだろう。と思ったけれど
ニーズを子どもに説明するのって難しそう。と躊躇しました。
まずはエピソードトークしながら子どもたちの思う『ニーズ』を聞いてみよう。
と思い立ち。みんなに『今まで生きてきた中で1番嬉しかったこと辛かったこと』
聞いてみました。
★★Rちゃんの場合★★
嬉しかったこと→妹が生まれたこと(泣かせる~)
妹はいるだけで可愛いし、これからずっと独りぼっちじゃないから寂しくない!
と感じて嬉しかった。
→それを聞いたお友達は…
私は一人っ子だからとってもとっても羨ましい!みんなきょうだいがいるのに私は寂しいな。
で、ここでRちゃんの大事にしていることって何だろう???
と聞くと最初は『えーわかんない~』と言っていましたが
「例えば私は『人と繋がること』とか『愛』とか『ぬくもり』とかが大事なんかなと思ったよ。」
と伝えてみたところ、
それなら『仲間』!『フレンドリー』!と挙げてくれました。
おおお。いい感じ!
★★Aちゃんの場合★★
嬉しかったこと→引っ越したこと
前は狭かったけど広くなってお友達と遊べるようになった
大親友とおうちも近くて幸せだった
引っ越しした時から環境がガラリと変わって生きやすくなった
それまではとても家も外も息苦しさを感じていた
それを聞いたお友達は…
遊べる空間やお友達と近所は羨ましい。
Aちゃんは『自由』を大事にしているんだなと感じた。と話してくれました。
Aちゃん本人は『衣食住の住』『暮らし方』『空間』『生きやすさ』とたくさん挙げていました。ふむふむ。
★★Iちゃんの場合★★
嬉しかったこと→5歳ごろにお母さんとお姉ちゃんと行ったプール!
ぐるぐる回るプールと滑り台のプールがとてもドキドキして怖かったけれど
すごく楽しかった!何回も乗りたかったけれど1回だけ!と言われてとても残念だった。
それを聞いてお友達は…
楽しそう!怖いこと好きなんだ~と面白い。
大事にしていることは…
『刺激』『楽しさ』『冒険』『チャレンジ』
辛かったこともやってみましたが、
そちらはもっとニーズに近い言葉が上がってきていて
『清潔』『安心』『家族』『いのち』『自分の気持ち』『意見』『ペース』
等、自分たちが知っている言葉を総動員して話してくれました。
あれ~できるじゃん。と感心しました。子どもをなめてたな私。
因みに新5年生2人と新3年生1人。
新3年生は感じたことや大事にしていることを言葉にするのが難しくて
お姉ちゃんたちの話すのを聞きながら時々参戦していました。
あー面白かったね。みんなの大事にしていること知るの私好きだな~
という私に
『ねぇねぇ。常々考えてるんだけど(ミステリと言う勿れのマネ)
学校の先生の一番大事にしてることって何だろう?
みんながお勉強できるようになること?
みんなが快適に過ごせること?
それとも子どもの安全?』
と聞かれました。
どれか一つだと思ってるんだね?
でもさ、時と場合によって違うし、
同時にいくつも大事にしてたりするんじゃない???
さっきの嬉しいことと辛いことでは大事にしていることが
同じ人でも違うものが出てきたし、
算数の時間と避難訓練の時間やお昼休みの時間では
大事なことが違うよね。きっと。
でもさ共通することは『成長』『いのち』を大事にしてる気がするな。
そっか。心も体も成長させたいから
勉強も道徳も遊びも大事なんだもんね。
いのちが大事だから安全を守ろうとするんだね。
そうそう。それがニーズ。
リクエスト寄りの思考的なニーズからググっと抽象度が上がることで
『共感』になりやすい。大人でもここの理解が大切なんだよね。
これから子ども達とちょいちょい共感の練習していこう♪