部下を信じられない

こころ循環サポーター(久しぶりに書いたなこの肩書)のたかきしゅりです。

今私達の取り組み『前向きカウンセ。』を実施中の会社が2社、

1クール目を終わって2クール目に入ろうとしています。

1部署だいたい10人前後。

メンタル不調者が出た部署やチームだけでなく

会社全体で取り組もう!と、チームごとに実施中です。

 

月1回30分、オンラインで

心理カウンセラーとキャリアコンサルタントが1対1で

従業員さんの話を聞きます。

 

カウンセリングではなくカウンセ。という名前にしているのは

ただただ愚痴を聞いたり話したいことを話す場ではなく

おひとりおひとりの心の中にある

ニーズ(大切にしていること)やリクエストを自覚するための声かけ

を問いを用意して行うものです。

傾聴の態度なくしてはできない関わりだけど、聞くだけでもないので

カウンセ。と命名しました。

商標登録とかした方がいいと言われることもあるけれど、

この名前がベストかどうかも分からないし、きっとどんどん変化変容していくし

名前を付けて自分たちだけのものにしたいわけでもないから

今のところ何もしてません(笑)

 

 

毎月実施後1週間以内に経営者やチームリーダーの方に

フィードバックする時間を設けています。

スタッフの皆さんの気づき、ありたい姿、未来への想い、仲間への想い

チームごとに本当にカラフルで(IRODORIだけに!)

実施直後それらに触れさせてもらった私達は喜びにあふれています。

もちろんがっかりしたりすることもありますが、

どんな声掛けや関わりがあったらいいかな?

と考えること自体が喜びなので、フィードバックの時間も

きっと経営者の方、チームリーダーの方も

スタッフのみなさんの様子を聞くことを楽しみにしてくださっているもの

と思い込んでいました。

 

1回目、2回目と進むにつれて

その人が不足に思っていることや、その奥にある本当の望みが見えてきて

それがあなたの希望なんですね~と心温まるやり取りがなされているのですが

その『ありたい姿』を見たリーダーが

『これって本心かな?本心ならもっと行動に移して欲しい。

先生方に忖度していいこと言ってんじゃないかと疑ってしまう。』

と先日言われて私達はとってもショックを受けました。

疑ってるどころか、本心じゃないに違いない、くらい確信を持っていらして

そんなにも疑うほどに毎日の部下とのやり取りに

がっかりしているのだろうと心痛むし、

先にちゃんとしたら信じてやる、

という姿勢は『育てる』姿勢とは遠いなと

ガッカリします。

あんた社外の人間だし、何の実害も受けてないんだから

偉そうなこと言わんとってください!

と言われそうですが、

相当の価値あるものを受け取らないと相手を認めないし

自分からも提供しない。したら損する。

とするのは分離した考え方だなと感じます。

片方がそう思っている限り

その世界はお互いに相手から差し出されるのを待つ、

取るか取られるか、の世界。寂しいですよね。

会社も社員が給料分働くから雇う、だけなら

人材育成なんかせずに人件費をふんだんに用意して

採用にもたくさんお金かけて優秀な(と思える)人を

バンバン新規採用したらいい。

だけど、それは持続可能な方法ではないのだ、

ということを痛いほど感じているから、

ヒトもモノも使い捨てや大量消費ではない世界にシフトしている

と感じているから色々模索しているのではないでしょうか?

irodori-fukuoka.co.jp

#前向きカウンセ。

#本当は信じたい

メンタルヘルスケアと予防を当たり前に